連休ボケ
2004年5月6日世間様ではゴールデンウイークも終わり、今日当たりは、休みぼけの体に鞭打って馬車馬の如く働き出した方も多いでしょう。中には6、7日も休みで(休みに仕立てて)という方もおられれでしょうね。(今日当たり、何人、人死にやら、夏風邪が出たのでしょう(藁))かくいう私もビール漬けの連休を過ごしたお陰で、体からアルコールを絞り出すだけでも難渋しております。
んが、世の中の(いや、我が県の)多くの中学校の先生は、連休、全部学校に出勤!って人も多かった。何故って? 部活ですよ ぶ・か・つ
まず、うちらの労働環境って処から話すと・・部活っていうのは強要されたボランティアです。誰もが部活の学校内での明確な立場を説明できない割には(学校で行わなければならない活動、ではないのだ)部活顧問というのは職務内容の一部として強制的に担当させられる。
生徒の部活時間中は、顧問が生徒を指導する。子供が学校から出る所まで見送って業務終了。っと。まぁそこまではいいや。その後が問題。所謂放課後と呼ばれる時間、先生は何しているかっていうと、次の授業のための準備とか、生徒の成績管理したりとか、宿題の採点したりとか、まぁそんな事の為の時間なんですね。部活の顧問すると、その時間一切を部活指導に振り向けなければいけない。じゃぁこれらの必要な雑仕事はいつすればいいの? 一応、公立学校も、お役所ですから、退勤の時間はきっちり守られる事が建前です。遅く迄居残っている先生も多いですが、彼等はたいした用件も無く学校に居残って余計な光熱費を食う元凶として、電気代を払う方からは嫌われているようです。(実際は、サービス残業の集まりですが、中には無駄話だけする為に残っている人もいます)・・残業として認められるのは上司(この場合は、校長)からの命令、指示が有った時に限られます。なので、校長の口癖は、(部活顧問の先生にも「決められた退勤時間になったらとっとと帰れ」です。まぁ、ここからが問題なのですが、生徒の総下校時間、つまり部活の終了時間は、教員の退勤時間を遥かに超えています。部活顧問を引受けろという指示に従えば退勤時間を遥かに過ぎ、子供が帰る迄学校にいろ、という指示と同等なのです。一方「決められた退勤時間になったらとっとと帰れ」という事は、ここから先は勤務時間と認めないと言っている訳です。明らかに矛盾しますよね。サービス残業を強要している訳ですね。では、部活顧問として指導している時間を残業時間として認められるかというと、(その権限は校長に有るにも関わらず)校長にすらできません。学校の活動として明文的に法で認められたものでは無いからです。 もちっと言ってしまうと、特にお母さん先生を中心に、部活をもたない先生はさっさと定時で帰ってしまいます。この待遇の差を対価の報酬からしても一切無視されるのは如何なもんでしょうね。学校として部活が避けられないことなら、その負担は公平に応分されるべきではないでしょうか。
もう一つは生徒から見た話。1日から5日迄ずっと朝から晩迄学校で部活!なぁんて実はのうちの県では珍しくもなんともないので(逆にやらないと珍しがられる)生徒は有無を言わさず学校に来て、ハードな練習に明け暮れて・・アマチュアの選手にそこまでの練習が必要なのか?無論、学校の勉強より部活で汗にまみれている方が楽しいという生徒も多いでしょう。しかし、同じ数だけ、部活に行くのは嫌だという生徒もいるんですよ。ましてや、全員どこかの部活に所属しなくてはいけないなんで、(それも運動部しか選択肢なかったり、極端な話、うちなんか、部活一つだけなので選択すら出来ない)そのような状況でしたくもない運動をさせるのはどんなもんでしょ・・・(さっきも話したけど、学校の活動 ではないんですもの、法的にも拘束の理由ないのよ)
ちなみに、そこで部活に出ないと、きっちり、残る書類には成績とかの欄に書かれますから・・これを脅迫と言う・・。・・連休で家族旅行〜〜なんて計画しても、子供の 部活だから の一言でお父さんは 楽しみを諦めなければいけないのね。(お父さんがそこら辺を楽しみにするかは別の話) 家庭での対話を大切にしてください。なんて言う割には、対話するだけの体力迄奪ってから子供を突き返すのが今の学校だったりする。・・・・これに絡んで、こんな事を言った先生もいる。 「部活は非行防止だって・・そこまで体力奪っとけば、悪さする体力なんて残らないでしょ・・・って」 ど〜よ、それ・・いろんな意味でさぁ〜〜
ちなみに、これ、言っているのは学校の先生だけでなく、保護者もそう言う人が居る。・・・部活で家にいないでくれた方が(子供の世話を焼く)面倒がなくっていい。・・・それもど〜よ!
テクニカル的な事言うと、もっと問題有る。教員は結構、転勤の多い職業でして、お陰で、学校のスタッフは毎年かなり入れ替わる。すると、部活顧問の先生が転勤したら、当然、その部活の顧問先生は変わる。野球やっている先生だったら野球部に配属されるてのが、ベスト。実際は、そう簡単に野球部の先生が転勤になったからと、野球の出来る先生が来る訳でない。(そう。それらを基準に人事は行えないからだ)次の年には野球なんて一切やった事のない先生が当たる事もある。・・なんて繰り返すと最悪、一年で顧問はコロコロ変わるのだ。中学校の部活には顧問はいても専属の指導者はいない。顧問が指導者のまねごとをする。野球できない先生に野球習ったりするって事。毎年顧問が変わるって事は、毎年指導方針が変わるってこと。そんなんで、部活、上達すると思う?
(ちなみにそんな状況の中で、勝つ事を要求される。(勝つ事を目標とするのではない)どうしろっていうの?)
かくして土曜も日曜も祝祭日も中学校では部活が行われるのだ。(お陰でちっとも家庭サービスしないからと、奥さんに言われ、離婚寸前家庭崩壊の危機だと言う先生もいるがな)
んが、世の中の(いや、我が県の)多くの中学校の先生は、連休、全部学校に出勤!って人も多かった。何故って? 部活ですよ ぶ・か・つ
まず、うちらの労働環境って処から話すと・・部活っていうのは強要されたボランティアです。誰もが部活の学校内での明確な立場を説明できない割には(学校で行わなければならない活動、ではないのだ)部活顧問というのは職務内容の一部として強制的に担当させられる。
生徒の部活時間中は、顧問が生徒を指導する。子供が学校から出る所まで見送って業務終了。っと。まぁそこまではいいや。その後が問題。所謂放課後と呼ばれる時間、先生は何しているかっていうと、次の授業のための準備とか、生徒の成績管理したりとか、宿題の採点したりとか、まぁそんな事の為の時間なんですね。部活の顧問すると、その時間一切を部活指導に振り向けなければいけない。じゃぁこれらの必要な雑仕事はいつすればいいの? 一応、公立学校も、お役所ですから、退勤の時間はきっちり守られる事が建前です。遅く迄居残っている先生も多いですが、彼等はたいした用件も無く学校に居残って余計な光熱費を食う元凶として、電気代を払う方からは嫌われているようです。(実際は、サービス残業の集まりですが、中には無駄話だけする為に残っている人もいます)・・残業として認められるのは上司(この場合は、校長)からの命令、指示が有った時に限られます。なので、校長の口癖は、(部活顧問の先生にも「決められた退勤時間になったらとっとと帰れ」です。まぁ、ここからが問題なのですが、生徒の総下校時間、つまり部活の終了時間は、教員の退勤時間を遥かに超えています。部活顧問を引受けろという指示に従えば退勤時間を遥かに過ぎ、子供が帰る迄学校にいろ、という指示と同等なのです。一方「決められた退勤時間になったらとっとと帰れ」という事は、ここから先は勤務時間と認めないと言っている訳です。明らかに矛盾しますよね。サービス残業を強要している訳ですね。では、部活顧問として指導している時間を残業時間として認められるかというと、(その権限は校長に有るにも関わらず)校長にすらできません。学校の活動として明文的に法で認められたものでは無いからです。 もちっと言ってしまうと、特にお母さん先生を中心に、部活をもたない先生はさっさと定時で帰ってしまいます。この待遇の差を対価の報酬からしても一切無視されるのは如何なもんでしょうね。学校として部活が避けられないことなら、その負担は公平に応分されるべきではないでしょうか。
もう一つは生徒から見た話。1日から5日迄ずっと朝から晩迄学校で部活!なぁんて実はのうちの県では珍しくもなんともないので(逆にやらないと珍しがられる)生徒は有無を言わさず学校に来て、ハードな練習に明け暮れて・・アマチュアの選手にそこまでの練習が必要なのか?無論、学校の勉強より部活で汗にまみれている方が楽しいという生徒も多いでしょう。しかし、同じ数だけ、部活に行くのは嫌だという生徒もいるんですよ。ましてや、全員どこかの部活に所属しなくてはいけないなんで、(それも運動部しか選択肢なかったり、極端な話、うちなんか、部活一つだけなので選択すら出来ない)そのような状況でしたくもない運動をさせるのはどんなもんでしょ・・・(さっきも話したけど、学校の活動 ではないんですもの、法的にも拘束の理由ないのよ)
ちなみに、そこで部活に出ないと、きっちり、残る書類には成績とかの欄に書かれますから・・これを脅迫と言う・・。・・連休で家族旅行〜〜なんて計画しても、子供の 部活だから の一言でお父さんは 楽しみを諦めなければいけないのね。(お父さんがそこら辺を楽しみにするかは別の話) 家庭での対話を大切にしてください。なんて言う割には、対話するだけの体力迄奪ってから子供を突き返すのが今の学校だったりする。・・・・これに絡んで、こんな事を言った先生もいる。 「部活は非行防止だって・・そこまで体力奪っとけば、悪さする体力なんて残らないでしょ・・・って」 ど〜よ、それ・・いろんな意味でさぁ〜〜
ちなみに、これ、言っているのは学校の先生だけでなく、保護者もそう言う人が居る。・・・部活で家にいないでくれた方が(子供の世話を焼く)面倒がなくっていい。・・・それもど〜よ!
テクニカル的な事言うと、もっと問題有る。教員は結構、転勤の多い職業でして、お陰で、学校のスタッフは毎年かなり入れ替わる。すると、部活顧問の先生が転勤したら、当然、その部活の顧問先生は変わる。野球やっている先生だったら野球部に配属されるてのが、ベスト。実際は、そう簡単に野球部の先生が転勤になったからと、野球の出来る先生が来る訳でない。(そう。それらを基準に人事は行えないからだ)次の年には野球なんて一切やった事のない先生が当たる事もある。・・なんて繰り返すと最悪、一年で顧問はコロコロ変わるのだ。中学校の部活には顧問はいても専属の指導者はいない。顧問が指導者のまねごとをする。野球できない先生に野球習ったりするって事。毎年顧問が変わるって事は、毎年指導方針が変わるってこと。そんなんで、部活、上達すると思う?
(ちなみにそんな状況の中で、勝つ事を要求される。(勝つ事を目標とするのではない)どうしろっていうの?)
かくして土曜も日曜も祝祭日も中学校では部活が行われるのだ。(お陰でちっとも家庭サービスしないからと、奥さんに言われ、離婚寸前家庭崩壊の危機だと言う先生もいるがな)
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